幸せな交際を経て結婚した宗一と瞳。だが入籍当日、宗一は事故により急逝し、瞳を見守るだけの幽霊のような存在となってしまう。
瞳が再び幸せ掴むことをひたすら願う宗一だが、瞳は亡き宗一を変わらずに想い続ける。
「生前にプレゼントしたものにだけ触れることができる」という事実に気づいた宗一は、それを使って自分の願いを伝えるべく苦心する。交錯する二人の想いの行方は果たして――?
熊本県在住の作家。A型の蠍座。無類の猫好き。『王手桂香取り!』(電撃文庫)で第20回電撃小説大賞<銀賞>を受賞、デビュー。
彼女と俺が幸せをつかむまで、 俺は何度でも時を超える。
取られた駒は死ぬ。それが仁義なきリアル人間将棋。