「入居者募集中 ご相談は斎藤家(大家)まで ※わけありの方も大歓迎です」という貼り紙のある、少々年季の入った〈斎藤ハイツ〉。一階と二階に二部屋ずつしかないこの小さなアパートには、変わった住人たちがひっそりと暮らしている。
近くにあるマンションを見張っている、犬連れの老人。漫才の練習に明け暮れている怪しげな二人組。押入れの奥に三千万円を隠している若者。一緒に暮らす少年に人の殺し方を教えている殺し屋……。
彼らは教えてくれる。
生きていくのは難しく、苦しいことばかり。けれど、人生は捨てたもんじゃない。
2013年、第19回電撃小説大賞への応募作を改稿した『ビューティフルマンデー』でデビュー。趣味は献血。目玉焼きには主にしょうゆ派。
歪んだ人間たちの運命が交錯するとき、 美しくも哀しい人生が浮かび上がってくる
花柚と総一郎の結婚式は無事に開かれるのか!?
花柚と総一郎の結婚が決まった。しかし難題が花柚に降りかかる――。
「人間とアヤカシは本来相容れないものだから」優しくて心温まるアヤカシ画譚。
京都のお弁当屋を舞台にした人情ドラマ。 続編でも相変わらず、美味しい料理ばかり!
好きになったのが、“あなた”だっただけ。
石に込められた“想いと願いの欠片”――。 それに触れる力を受け継いだ二人の物語。