和菓子をほおばると、
下町のやさしさがあふれだす。
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂2
似鳥航一
定価(本体530円+税) 

 浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。店主の栗田は気風のよい青年で、まだ若いが腕も確か。昔馴染みにも支えられ、それなりにやっていけているようだ。
 最近、栗田がそわつくことがあるらしい。どうも、可憐な女性がよく店に訪れるからとか。葵はたいそう和菓子に詳しく、栗田すらその知識に驚くことがあるという。
 下町の当たり前の毎日でも、悲喜こもごもはある。この店はそういうことに縁があるようで。二人はなんだかんだで関わることになってしまう。和菓子の優しい味わいがもたらす、今日の騒動は?

著者プロフィール

似鳥航一
東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、電撃文庫にてデビュー。小説のほかに、ゲーム制作も手掛ける。一癖も二癖もある人物造形には定評がある。