蘭芳が大陸に去った後、ついに第一次世界大戦が勃発した。対外硬派の暴発を憂慮する山県有朋の思いもむなしく、日本は参戦への道を歩み始める。そんなある日、占い小屋で偏屈だが饒舌な「先生」と出会った俊介は、彼に不思議な魅力を感じ、心中の悩みを相談するようになっていった。一方山県は己の政治力の喪失を自覚し、モモの身の安全のため、大陸に渡って蘭芳たちと合流することをモモにすすめる。そしてモモが俊介との別れを胸に決めた時、椿山荘に共工の魔の手が忍び寄る――!?
日本近代の曲がり角を描く歴史伝奇浪漫、第三弾!
第16回電撃小説大賞に応募した『ミネルヴァと智慧の樹 始原』でデビュー。大学講師(専門はヨーロッパ史)との兼業作家。浅草とアキバの中間あたりに生息中。
世のため、人のため、幽霊のため!? どっきりほっこり、世直し人情ファンタジー。
織田信長とナポレオンも推薦!?笑って読めてタメになる、幸福へのテキスト。
山県有朋と孫文の会談を実現させよ! 史実と虚構が融合する歴史伝奇浪漫!!
その少女の運命が歴史を変える―― 史実と虚構が融合した新感覚ノベル登場!