古着には、持ち主の想いがつまっている。
僕とワケあり古着たちの、いくつかの物語。
下北沢ヌックラ堂 ~ワケあり古着に囲まれて~
枕木みる太
定価(本体610円+税) 

 古着屋の聖地、東京は下北沢。上京したての僕がべっこう飴の匂いに誘われて迷い込んだのは、路地の奥に佇む古着屋、ヌックラ堂。その店のドアには【ワケあり古着、買い取ります。】と綴られた小さな黒板が吊るされていた。
 古着を愛する、猫背&マッシュボブの女店主、かの子さん。看板三毛猫のコネ。そして潔癖症だけど古着だけは大丈夫な僕は、今日もワケあり古着を持ち込むお客さんたちをお迎えする。
 スニーカー、リバーシブルダウンベスト、レザートートバッグ、パーカー……。持ち主の想いがつまった不思議な古着たちとの物語。

著者プロフィール

枕木みる太
東京都在住。電撃小説大賞にて見出され、本作でデビュー。中華と、ゆったりとしたシルエットの服が好き。