すべてを失った少女と大罪の竜が紡ぐ、
慟哭のファンタジー。
ミュース 翡翠の竜使い
志村一矢
定価(本体570円+税) 

 竜と絆を結びし人々――竜使い。彼らの故郷である翡翠の里が一夜にして滅びた。ただ一人生き残った少女ミュースは、里を滅ぼした者たちへの復讐を誓い、旅に出る。
 そして二年。〈千年凍土〉の奥深くで、かつて三つの国を蹂躙した禁断の黒竜シャグランの封印を解き放つ。美しい青年の姿で現れたシャグランは、ミュースに問う。
「俺が欲しいか、小娘」
 それが大きな罪であると知りながら、ミュースは頷く。
「いいだろう。ならば、俺はおまえのものだ」
 悪鬼にも等しい竜を道連れに、ミュースはゆく。これは、血と慟哭と、愛の物語。

著者プロフィール

志村一矢
第5回電撃ゲーム小説大賞≪選考委員特別賞≫を受賞した『月と貴女に花束を』(電撃文庫)でデビュー。ファンタジックな世界において男女の喜怒哀楽を描くことで定評がある。