暖簾を揺らすのは、冬風か、それとも――?
京都の骨董店には今日もふしぎがやって来る。
京都骨董ふしぎ夜話3
獅子ししゃも
定価(本体630円+税) 

 鈴虫鳴く秋から冬に移ろう祇園。桃枝骨董店がたたずむ路地裏にも小さな事件が。ご近所さん、老舗料亭「ゐかり」の若ボンがついに結婚の噂?? 
 花嫁をめぐって大騒ぎの折、桃枝骨董店にイギリスから訃報が届いた。馴染客のとつぜんの不審死、消えてしまった浮世絵、そして、かすかに漂う鬼の気配……。謎めく事件に導かれ、桃枝一行は、霧の街ロンドンへ!
 お茶目な店主、天然女子大生の孫娘、そして、人のふりした優しい狐が働く骨董店は、今日も〝ふしぎ”で大賑わい。

著者プロフィール

獅子ししゃも
京都在住。古物商手伝い十一年目。先日、満月に向かって財布をフリフリ、金運アップのおまじないをしていたら、お向かいの人もフリフリ。人間って一人ぼっちじゃないんですね。