中学校の卒業式を終えた日、ひと気のない海辺で自殺を図った少女・琥珀。
次に意識を取り戻した彼女が目にしたのは、会ったこともない赤毛で身体の大きな男性。「ここは、あの世?」と困惑する琥珀に、子供のように無邪気な笑顔を浮かべた男は、自らを「アルケミスト」(=錬金術師)だと名乗る。
彼から「ホムンクルス」だと紹介された白髪の青年・月読を含めた三人で不思議な共同生活を送ることになった琥珀は、次第に、その頑なな心を溶かしていく……。
『魔法使いのハーブティー』の有間カオルが新たに贈る、美しくも切ない感動の物語。
東京都出身。法政大学文学部哲学科卒。『太陽のあくび』で、第16回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞し、デビュー。他の著作に『魔法使いのハーブティー』などがある。
小さくて可愛い魔法使いが、あなたを幸せにしてくれる
えっ? 神社が潰れてしまう!? どうすりゃいいんだ、俺は……!
化け猫たちとの同居生活は相変わらずトラブル続き!?
神社に棲み着いている化け猫たち。 けっこう可愛いものですよ……たぶん!
ハーブカフェの店主は、のんきな魔法使い!? 彼の淹れた一杯を飲めば、誰もが幸せに――。
その花嫁には、秘密があった――。 結婚をめぐる、4つの愛のかたち。
夢はスーパーディレクター! なのにコスメ部門に配属だって!?
男に騙され、どん底まで墜ちた女……。 彼女を救ったのは死体ブローカーだった!?
苦しくなるほど眩しく、そしてエネルギーに満ちた彼らの物語