公爵家の長女でした
これは、自分らしく生きることにした「公爵家の長女」だった私の物語。

血がつながっているだけの人、さようなら――。

 公爵家の長女に相応しくあるため、幸せを諦め、勉学に励んできたローザリンデは、ある日婚約者から一方的に婚約破棄されてしまう。父からも手酷く見捨てられ絶望するなか、前世でも『長女だから』と搾取される過酷な人生を送っていたことを思い出し……。
「私だって、逃げてみせる」
 記憶と共に不思議な力を手に入れたローザリンデは、家出を決行。その先で正体を隠した他国の皇太子と出会い!?
 これは、自分らしく生きることにした『公爵家の長女』だった私の物語。

【登場人物】
・ローザリンデ
全てが平凡で「努力だけ」と冷遇されてきた令嬢。家出して迷い込んだ森で、アーノルドと出会う。
・アーノルド
大帝国の皇太子。敵襲から逃れる最中に出会い、助けてくれたローザリンデに恋に落ちる。

目次

公爵家の長女
“私”と私
覚醒
婚約破棄
スローライフ
黒い髪の男
約束
新しい暮らし
彼女の味方

発売日:2025年7月25日 サイズ:文庫判

定価:869円(本体790円+税) ISBN:9784049162783