水口十によるキャラクター初期設定画
絶対城阿頼耶
(ぜったいじょう あらや)

羽織をマントのように被った通常仕様と、人前に出る際のフォーマル仕様の2パターンのデザインがある。羽織を脱いでコート姿になった絶対城の設定も紹介。3巻に登場するぞ。

湯ノ山礼音
(ゆのやま あやね)

タンクトップ+ホットパンツは礼音のトレードマーク。本人は自分のセンスに悩んでいる模様。

杵松明人
(きねまつ あきと)

メガネと白衣をいつも身につけている。白衣は、絶対城の黒い羽織と白黒で対になっているぞ。

クラウス・
インフォレスト

羽織っているマントは初期バージョン。実際の文庫には、もう少し短い丈で登場。

織口乃理子
(おりぐち のりこ)

文庫のイラストには未登場の織口准教授。特別にHPでキャラクターデザインを紹介!

作家・峰守ひろかずインタビュー!

峰守ひろかず
滋賀県在住。第十四回電撃小説大賞を受賞してデビュー。ユーモラスな作風と怪異に関する知識に定評がある(と言われたい)。好きな別れの挨拶は「良き青空を」。

妖怪図鑑
絶対城が謎を解き明かす
妖怪たちの一部を紹介するぞ!

べとべとさん 奈良県に伝わる妖怪。夜道を歩いている時、後をつける足音が聞こえてくるという怪異。振り返っても姿は見えないが、道の片隅に寄り、「べとべとさん、先へお越し」と言うと、足音は先へ抜けて行くという。

幽霊 怨みを残して死んだ人間の霊魂が、生前の人格や記憶、容姿を保ったまま現世に現れたものをいう。足がなく、白の経帷子を身に纏い、額に三角紙を付けた姿が一般的。

付喪神(つくもがみ) 九十九神とも書く。長く使用された器物が化けた妖怪の総称。古い道具は百年を経て化け、悪事を働くようになるので、その前に処分しなければならないとされた。粗末にされたり、乱暴に扱われた道具は付喪神になって祟るとも言われる。

馬鬼(うまおに) 愛媛県などに伝わる妖怪。城主とともに事故で死んだ白馬の霊が化けたもので、目は赤く輝き、口は大きく裂け、巨大なたてがみを持つ。人を襲う危険な妖怪だったが、六地蔵を建てて供養の法会を営むと、現れなくなったという。

ぬらりひょん 和歌山県などに伝わる。小柄な体と、それに見合わないほど大きく、かつ前後に長い頭を持った老人の姿で描かれる。日暮れ時などに人家の近くにふらりと現れるとされているが、人に害を加えることはない。

覚(さとり) 全国各地に伝わる。山中に住む人間型の妖怪で、人の心を読みとることができる。木こりや猟師を食おうとするが、予期せぬ出来事に驚いて逃げ去るという内容の伝承が各地に残っている。一方、とくに危険なものではないと伝えている地域も多い。山人ともいう。