傍若無人な黒衣の妖怪博士・絶対城の活躍を描く伝奇譚、第12弾!
『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。
そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で、その一件の解決をもって妖怪学徒を廃業するとも宣言し――。
猫また、猫ばば、五徳猫。事件の鍵を握るのは『猫』!?
絶対城阿頼耶、最後の事件!
目次
一章 火車
二章 五徳猫(ごとくねこ)
三章 猫ばば
四章 猫また
五章 猫の王
補章 妖怪
発売日:2019年12月25日 サイズ:文庫判
定価:715円(本体650円+税) ISBN:9784049128581