




電撃小説大賞受賞! これは偽りの君と透明な僕が描く、恋と復讐の物語。
なげやりな日々を送る高校生の優希。夏休み明けのある日、彼はひとり孤独に絵を描き続ける少女・さやかと出会う。
――私の復讐を手伝ってくれませんか。
六年前共に絵を学んだ少女は、人の視線を恐れ、目を開くことができなくなっていた。それでも人を描くことが自分の「復讐」であり、絶対にやり遂げたいという。
彼女の切実な思いを知った優希は絵の被写体として協力することに。
二人きりで過ごすなかで、優希はさやかのひたむきさに惹かれていく。しかし、さやかには優希に打ち明けていないもう一つの秘密があって……。
学校、家族、進路、友人――様々な悩みを抱える高校生の男女が「絵を描く」ことを通じて自らの人生を切り開いていく青春ラブストーリー。
ISBN : 9784049155211
ISBN : 9784049155211
汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』著者
絵に取り憑かれ、全てを捧げ、苦しみ、もがき、
あがく彼らの魂の叫びが突き刺さる。
創ることの業の深さと無二の喜びに共感し、
胸が震えた。
カンザキイオリ『あの夏が飽和する。』アーティスト/ボカロP
でもこの小説を読んで、もう少し、誰かと
目と目を合わせて話してみようと思いました。
きっと何か、
物語が生まれるかもしれないから。
佐野徹夜『君は月夜に光り輝く』著者
その両方の大切さを思い出させてくれる作品です。
二人の行方が気になります。