「今から3時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです――」
卒業を間近に控えた高校生の篠原純一が数週間ぶりに登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。
やがて正午と共に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はタチの悪いイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であることを知る。
生き残るためクラスメイトに投票し生贄を選出するか――
それとも自ら生贄に志願し“穴”へ飛び込み他者を救うか――
生徒たちに課せられた残酷な《ゲーム》。
果たして生き残るのは――
人質のジレンマ
<上><下>
各定価(本体570~590円+税)
「今から人質ゲームを始めます」ある日一人の女生徒が自分の命を人質に学校関係者へ交渉を持ちかける。提示された条件は罪を犯した教師の贖罪、そして十人の自殺志願者!? 戦慄のジレンマゲーム第2弾!
殺戮ゲームの館
<上><下>
各定価(本体550円+税)
出会いや遊びを目的とした大学のオカルトサークルに所属する福永は、ネットで調べたという自殺サイトからある廃墟にたどり着いた。そして目が覚めた時、サークルの11名が密室に閉じ込められ、殺戮のゲームが始まりを告げる──。
演じられたタイムトラベル
定価(本体630円+税)
制作の頓挫したゲームアプリの開発者たちが一同に集められ、ゲームのプレイヤーを“演じる”ことを命じられる。矛盾を起こせば死――記憶だけを頼りに抜け落ちた時間のイベントを補完する、決死の舞台が幕を開ける。
FAKE OF THE DEAD
定価(本体570円+税)
「世界はゾンビに汚染された」ゾンビから逃れ、街のホームセンターに立て籠る真鍋と仲間たち。だが、それら全ては彼女の深雪を救うために創りあげられた“偽りの終末”だった!? 土橋真二郎が贈る新たなる人間劇!