ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

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驚異のミリオンセラー、ビブリオミステリ第7巻

 ビブリア古書堂に迫る影。
 太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく――。
 奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。
 青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。
 人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

発売日:2017年2月25日 サイズ:文庫判

定価:737円(本体670円+税) ISBN:9784048926409

著者プロフィール

三上 延 (みかみ・えん)

1971年神奈川県横浜市生まれ。10歳で藤沢市に転居。市立中学から鎌倉市の県立高校へ進学。
大学卒業後、藤沢市の中古レコード店、古書店でアルバイト勤務。古書店での担当は、絶版ビデオ・映画パンフレット・絶版文庫・古書マンガなど。2002年デビュー。

登場人物

篠川栞子

ビブリア古書堂のうら若き美貌の店主。極度の人見知りだが、古書に関してはずば抜けた知識を披露する生粋の本の虫。頭の回転が早く、優れた推理力を発揮する。母との間に確執がある。

五浦 大輔

祖母が遺した夏目漱石の『それから』をめぐる謎をきっかけにビブリア古書堂で働くことになった青年。過去の体験から、本が読めなくなった特異体質の持ち主。強面の外見で誤解されがちだが、本に対して憧れがある。

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』予告編