ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

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三つの世代を超えて挑む、夏目漱石・名著の秘密。ビブリア新シリーズ第4弾

三つの時代をまたぎ紐解く、鎌倉文庫の謎

まだ梅雨の始まらない五月の終わりの鎌倉駅。よく似た顔立ちだが世代の異なる三人の女性が一堂に会した。
戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。千冊あったといわれる貸出本も発見されたのはわずか数冊。では残りはどこへ――夏目漱石の初版本も含まれているというその行方を捜す依頼は、昭和から始まり、平成、令和のビブリア古書堂の娘たちに受け継がれていく。
十七歳の「本の虫」三者三様の古書に纏わる物語と、時を超えて紐解かれる人の想い。

目次

プロローグ
第一話 令和編『鶉籠』
第二話 昭和編『道草』
第三話 平成編『吾輩ハ猫デアル』
エピローグ

発売日:2024年3月23日 サイズ:文庫判

定価:803円(本体730円+税) ISBN:9784049152982