第26回電撃小説大賞受賞作★特集サイト★

第26回電撃小説大賞 <選考委員奨励賞>受賞作

死者へ想いは届かない―― とある遺品返還兵が綴る、記憶と魂の慟哭。

メディアワークス文庫

そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙―

―死者たちの手紙―

好評発売中!

著:酒場御行 イラスト:toi8

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ストーリー

『今日は何人撃ち殺した、キャスケット』

六四二年、クゼの丘。
一万五千人以上の自国兵を犠牲にして、ペリドット国は森鉄戦争に勝利した。

そして終戦から二年、狙撃兵・キャスケットは陸軍遺品返還部の一人として、
戦死した兵士の遺品や遺言をその家族等に届ける任務を担っていた。

兄の代わりに家を支える少女、
恋人を待ち続ける娼婦、
戦争から生き還った兵士。

遺された人々と出会う度に、
キャスケットは静かに思い返す

死んでいった友を、
仲間を、
家族を。

そして、亡くなった兵士たちの“最期の慟哭”を届ける任務の果て、
キャスケットは自身の過去に隠された真実を知る。

選考会に波紋を広げた、心揺さぶる圧倒的衝撃作!

登場人物

  • キャスケット
    23歳。
    ペリドット陸軍遺品返還部、上等兵。(元:第一師団第三連隊第二大隊特殊遊撃中隊 狙撃兵科)敏腕の狙撃兵だったが、現在はとある理由から遺品返還兵として各地を回っている。
  • コンスタンティン・フリッツ・ベーゼ
    29歳。
    第一師団第三連隊第二大隊特殊遊撃中隊、少尉。人望が厚く頭脳明晰な、キャスケットの兄官。
  • ロルフ・ブルースター
    26歳。
    第一師団第一後方支援連隊衛生隊軍医部、陸軍軍医中尉。誰にでもフランクで中性的な言葉遣いをする青年。

世界観

  • ペリドット国

    山が多く資源が豊かな国。
    元は狩猟民族らの集合国家で、『国=家族』という思想がある。

  • 森鉄戦争

    六三九年から始まった、ペリドット国と隣国スモークォ国の戦争。
    六四二年冬、クゼの丘での戦いでペリドット国が勝利を収め、六四三年に正式に終戦した。


戦死兵の記憶を届ける彼を、人は“死神”と忌み嫌った。胸震わす衝撃の一冊

『今日は何人撃ち殺した、キャスケット』

統合歴六四二年、クゼの丘。一万五千人以上の自国兵を犠牲にして、ペリドット国は森鉄戦争に勝利した。
そして終戦から二年、狙撃兵・キャスケットは陸軍遺品返還部の一人として、戦死した兵士の遺品や遺言をその家族等に届ける任務を担っていた。

兄の代わりに家を支える少女、
恋人を待ち続ける娼婦、
戦争から生き還った兵士。

遺された人々と出会う度に、キャスケットは静かに思い返す――

死んでいった友を、
仲間を、
家族を。

そして、亡くなった兵士たちの“最期の慟哭”を届ける任務の果て、キャスケットは自身の過去に隠された真実を知る。 

選考会に波紋を広げ、第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞した、読む人全ての心揺さぶる圧倒的衝撃作。

  • 発売日 :
  • サイズ :文庫判
  • 定価:693円(本体630円+税)

ISBN : 9784049130171

  • 発売日 :
  • サイズ:文庫判
  • 定価:693円(本体630円+税)

ISBN : 9784049130171