ひきこもりの弟だった

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第23回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞! 圧倒的衝撃の異色作!

ラスト、読む人に【幸せとは何か】を問いかける――。圧倒的衝撃の“愛”の物語。
【あらすじ】
『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後に、あなたは――』
 突然、見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女――大野千草と“夫婦”になった。互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。
 まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に過ぎ去った日々を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。
 これは誰も愛せなくなった僕が、君と出会って愛を知る物語だ。

発売日:2017年3月25日 サイズ:文庫判

定価:803円(本体730円+税) ISBN:9784048927055

登場人物

“僕”(掛橋啓太)

二十四歳。ごく平凡な会社員。

“妻”(大野千草)

“僕”の妻。一歳上で、小柄で人懐こくて、料理が上手。それ以外は何も知らない。

“兄”(掛橋弘樹)

五歳上の“僕”の兄。小学校からずっと不登校のひきこもりで、最低最悪の人間のゴミ。

三秋 縋 特別寄稿

おすすめコメント

「行き場のない想いに行き場を与えてくれる物語。
この本を読んで何も感じなかったとしたら、
それはある意味で、とても幸せなことだと思う。」
(『三日間の幸福』『恋する寄生虫』著者 三秋 縋 )