消えてください
僕らは、恋に落ちるごとに別れる運命だった。

『私を消してくれませんか』
 ある雨の日、僕は橋の上で幽霊に出会った。サキと名乗る美しい彼女は、自分の名前以外何も覚えていないらしい。
・一日一時間。
・『またね』は言わない。
 二つのルールを決めた僕らは、サキを消すために日々を共に過ごしていく。父しかいない静かな家、くだらない学校、大人びていく幼馴染。全てが息苦しかった高一の夏、幽霊の隣だけが僕の居場所になっていって……。
 ねえ、サキ。僕は君に恋するごとに“さよなら”の意味を知ったよ。

あの衝撃の大ヒット作『ひきこもりの弟だった』の葦舟ナツによる、二年半ぶりの新作。

発売日:2019年11月22日 サイズ:文庫判

定価:本体630円(税別) ISBN:9784049126310

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