「君は、いつから来た?」 伝説の作品が、いま蘇る――!
高校二年生の鹿島翔香はある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。
“あなたは今、混乱している。――若松くんに相談なさい”
日記の言葉に従い、クラスメートの秀才・若松和彦に助けを求めると、半信半疑ながらも協力してくれることに。だが、翔香はただの記憶喪失ではなく、あるルールに則って時を移動しているようで――?
いまもなお語り継がれる、タイムリープものの金字塔作品が、遂に新装版として登場!
目次
序章 はじまりとおわり
第一章 最初は火曜日
第二章 水曜から木曜
第三章 二度目の水曜
第四章 金曜から木曜
第五章 月曜への往復
発売日:2022年10月25日 サイズ:文庫判
定価:693円(本体630円+税) ISBN:9784049146967
登場人物

鹿島翔香
「これから私が言う事……多分、信じられないと思うけど、信じてくれる?」<br>東高の二年生。朝、目覚めて学校に行くと、“昨日”の記憶がないことが分かり――?

若松和彦
「いったい、君は、どこでラベンダーの匂いを嗅いだんだ?」<br>翔香のクラスメート。頭脳明晰でトップクラスの秀才。翔香に助けを求められるが――?